技術情報

ミクロエースのアルマイト技術

ミクロエースのアルマイト技術

 

アルマイト処理への道

 アルミニウム。その名称は天然産の硫酸塩(ミヨウバン)を意味するラテン語-alumenに由来する。1855年のパリ万国博に“粘土からの金”として出品されたアルミニウムを見たナポレオン3世が、フランス甲騎兵の装具をこの金属で作ろうとした話は有名である。このように、人々がアルミニウムに魅かれるのは、その優れた性質にあった。銀白色で柔らかく、展性延性に富み比重が小さく熱、電気の伝導性が大きく、大気中での耐食性が強いため、板、箔、棒、線、管材などあらゆる型に加工され利用される。

 さらに電気化学的にアルミニウムの表面に酸化物の薄い膜をつくり、耐食性や耐磨耗性を強化する表面処理、つまりアルマイトが発明されてから、アルミニウムは一躍時代の窮児となった。

新技術の動き

 日進月歩の発達をとげたアルマイト法ではあるが、難問も残されていた。その最大の問題はいかにしたら厚く硬い酸化皮膜を作ることができるかにあった。

ミクロエースでは他社にさきがけ、高速高硬度高膜厚の研究に全力をかかげ、その領域に到達、量産体制を可能とした。

発想の変革

 アルミ材のあらゆる材質に対しても、最高の品質のアルマイト皮膜を作るために、

 ・チタン素材の選定から特殊なラッキング法を産み出す

 ・特殊な熱交換器と正確な液管理システム

 ・ジュール熱を効率的に拡散、抑制法

 ・材料ごとの電気的相違等

あらゆるミクロエースの蓄積されたノウハウと研究が難問を解決してきた。

未来へのチャレンジ

 画期的な技術が生まれるたびに、ひとつの技術が姿を消す。イノベーションはこの繰り返しの中から未来を目指す。

 ミクロエースは高温の条件下でも、従来のアルマイト法の欠陥を克服した高度なバリヤー型皮膜を開発した。高温でも、従来法の欠陥だったクラックの発生がなく、耐食、耐磨耗はもとより、耐熱性、また電気特性も飛躍的に高まった。

 スーパーハードアルマイト、従来の1.5倍の高度、耐電性を持つ、など独自の新技術を次々と提案し、ニーズを開拓するメーカーとして、ミクロエースは未来に向かって限りなくチャレンジしていきたい。